2018.07.18 Wednesday
《再ポスト》アイスティーが白く濁る?
毎年、この時期に多くいただくご質問は「アイスティーが濁っちゃうんですけど・・・」。
去年書いた記事を再度あげておきますね。ご参考まで。
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写真は左右とも同じ茶葉で作ったアイスティーです。
アイスティーが白く濁っちゃう。そんな経験ありませんか?
氷で薄まるのを想定して、いつもより茶葉は多め、濃く抽出して、氷で冷やして・・・。右はそうやって淹れた紅茶。みるみる白濁して全然おいしそうじゃありません。
これはクリームダウンという現象。茶の含有物(タンニンやカフェイン)が結合することで起こります。
右のアイスティーはどんどん濁ります。↓
普段(例えば)5gを300cc、3分で作っている方は、濃い紅茶を作ろうと1.5倍とか2倍とかの茶葉を使いがち。
この方法では、熱い温度で短時間に抽出されるタンニンやカフェインを多量に含む紅茶ができあがります。
かといって、いつもどおりの淹れ方だと薄い気がする・・・。
ですよね?それなら茶葉を減らして、時間を延ばしましょう。
茶葉は5g → 3g、かわりに時間を5〜6倍かけます(3分 → 15〜20分)。
グラスにいれた氷でじわじわ冷やすのではなく(この過程でクリームダウン現象が起こります)、多めの氷で一気に粗熱をとったら、氷は取り除いてしまいましょう。
飲む寸前に氷をいれたグラスにそそげば、左のようなキレイに透き通ったアイスティーがたのしめます。