蒸し暑い夜には白い茶を。


白茶というのは白い茶の樹からとれたものでもなければ、白い葉を使ったものでもなく、また白い色の抽出液を飲むわけでもありません。元々は産毛の残る新芽の容姿からこの名がついたと言われますが、芽だけを用いてつくられる白毫銀針という茶以外は緑色の葉も多く使われます。白茶とは茶の製造の工程の違いによる分類のひとつだと思ってください。
ただ、例えばアンチエイジング効果、身体のほてりやのぼせをとる効果、淡い水色などといったこの茶の特徴に、「白」という字はすごく似合います。
淹れ方が難しいのでは?というご質問もよくいただきますが、白茶は他のどのカテゴリーの茶と比較しても、温度の要求が特に厳しいものではありません。製茶の工程の「揉み」がないためにゆっくりと抽出されるお茶ですから、時々味見しながら淹れてみてもいいかもしれません。とっても珍しい台湾の有機茶でつくられた白茶です。好みでかまわないのですが、僕がこの茶を淹れるときに気をつけていることを少しだけ。

■茶葉は見た目、多めにいれる(カサのある茶葉なので、たくさん使ったように見えてもグラム数的にはすごく少ないです)
■ 沸騰した直後の湯ではなく、少しだけ冷ました湯を使う。(あまり計ったことはありませんが、感覚としては85℃〜90℃くらいでしょうか)
■ 茶葉に直接お湯をかけずに、器の縁を伝わせてお湯を注ぐイメージでいれる。

この程度でしょうか。個人的に愉しむ際の淹れ方です。もっとしっかりした味を出したい、もう少し苦みを出したい、甘みを出したいなどは良質な素材を使っていれば量と湯温と時間で簡単にコントロール可能です。

■ 甘露白茶 農薬・人工肥料不使用 20g ¥1,500
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南部カラー鉄瓶、A-FACTORYにもいろいろ並びました。



GWのにぎわいで姿を消してしまったA-FACTORY店の南部カラー鉄瓶。スッカラカンのままですみませんでした。本日いろいろ並びましたよ。
陳列している最中に既に数個お買い上げいただいていますが、いまならまだたくさんの中からお選びいただけます!

冬貴妃(とうきひ)烏龍茶。


貴妃烏龍茶とは、東方美人や一部のダージリンの製法として知られる「ウンカ」をつかった栽培方法でつくられた希少茶です。台湾の最良品種のひとつ「青心烏龍」を標高1800Mを超える高地で有機栽培、更に稲の害虫であるウンカに葉や茎を噛ませることで甘い蜜のような香りを放つ魅惑的な台湾茶に仕上げました。そして、冬につくられるお茶は台湾茶の中でも特に優れた品質の茶として人気があります。
よく澄んだ高地の空気のなかで丁寧に育てられたお茶は、朝夕の寒暖差で甘みを増し、さらに農薬や化学肥料を使わないことでより肉厚で安全な烏龍茶となります。
ウンカは基本的に夏にしか発生しないと思っていらっしゃる方も多いのですが、ウンカの中には低い気温の中でも活動できる種もあります。よく知られる緑色ではなく、黄土色でところどころ紅色がかる冬のウンカは、夏より圧倒的に数が少なく、また様々な生態系や畑の環境を緻密に計算した農園でなければその恩恵を受けられません。
台湾茶の魅力をこれでもかこれでもかと詰め込んだ銘茶です。
スプーン一杯の茶葉で10煎ちかく愉しめますよ。

■ 冬貴妃烏龍茶 農薬・人工肥料不使用茶 20g ¥1217
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紅茶のスターターセットです。



美味しいリーフの紅茶をポットで淹れてみたい、という方向けに人気の紅茶スターターセット「Tea bags」。1〜2人用ポットとお茶を量るスプーン、保存用の缶、そして代表的な紅茶のリーフ4種類(各10g)をコットンリネンのオリジナル・ミニトートバッグに詰め込んだすごくお得なセットです。美味しい淹れ方のカードも封入するので、あとはお湯だけあればOK。プレゼントにも最適です!!
この時期はダージリンのファースト・フラッシュが必ず入りますよ。

■ 紅茶スターターセット「TEA BAGS」¥3,200 (ポットの色:オフホワイト/オリーブグリーン/ピンク)
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小さいミルクピッチャー。



ステンレスのミルクピッチャー。写真だと大きさがよくわからないのでお客様に持ってもらいました。









このくらい小さいのにちゃんと台付きで、これはミルクだけじゃなく、いろんな使い方ができるのでは?と(その使い方を思いついていないのですが)勝手に盛り上がっています。
■ ステンレス・ミルクピッチャー(小)¥200
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薔薇緑茶 2014年新茶が届きました。



封を開けてふわりと香りがたったとき、茶葉を見たとき、ポットからカップにお茶を注いだとき、お茶の香りをきいたとき、そして茶殻(写真)まで何度も嬉しくなるお茶です。
台湾の風光明媚な湖、日月潭(リーユエタン)の畔でつくられたオーガニック緑茶に華やかな(そして有機栽培の)薔薇を散りばめました。 人工香料を一切用いない上品な薔薇の香りが何杯も何杯も続く高級花茶です。
カサのある茶葉は、ティースプーンに山盛りでガサガサいれるイメージ。沸騰させたお湯を少しだけ冷まして(一度、器をうつして湯冷ましすると簡単です)から注いでください。一分程度でピッチャーや茶碗にうつします。

茶の色に薔薇の淡い紅色が混ざるかわいい水色と天然の花の香りが上品でうつくしく、贈り物にしても必ず喜んでいただける高級茶です。
2014年春の新茶が届きました。

■薔薇緑茶(農薬・人工肥料不使用)20g ¥1,103
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5月のお茶会



いよいよ明々後日はお気楽お茶会4回目
ゲストにお茶淹れ人・阿部理佳子さんをお迎えして、みんなで美味しいお茶をいただきましょう。

知識も準備もなんにも必要ありません。台湾や中国のお茶を飲むのは初めてという方も大歓迎。
ただ、ここにきて、美味しいお茶を飲んで、阿部さんのお話を聞いて、おしゃべりをして。
そんな夜です。

コノハト一日茶藝部 番外編4
tea wave ×connacht お気楽お茶会
「5月のお茶」
■日時 2014年5月30日(金)19時〜20時30分
■場所 コノハト茶葉店
■参加費 ¥2,000
■お茶淹れ人 阿部 理佳子

中国政府認定茶藝師・評茶員
中国茶インストラクター

お申し込み・お問い合わせはコノハト茶葉店
0177627585 メール info@connacht.jp
まで。
お一人でも遠慮せずにご参加くださいねー。

ダージリン・ファーストフラッシュ第二弾入荷しました!



インドの北東、西ベンガル州の高原地帯ダージリンでつくられる世界最高峰の紅茶、「ダージリン」。
この茶には大きくわけると1年に春、夏、秋と3回のピークシーズンがあります。その中でも春に摘まれる通称「ファーストフラッシュ」は一般的な紅茶とは一線を画す、春の草原や花のような香りをもつある意味特殊な紅茶です。浅い発酵度という表し方をしますが、通常の紅茶が赤や褐色に近い色をしているのに対し、春のダージリンは美しい薄黄金色。乾いた状態の茶葉には緑茶のような若草色の葉が混ざります。

今年もダージリンでは、冬の低温と雨不足のため茶の成長が遅れ、生産量は通常年の60%に留まっています。その中にあってこのGOOMTEE茶園は非常に良質で評価の高いファーストフラッシュを作り上げました。もともと発酵の浅めの茶を得意とするファーストフラッシュの名手といわれている茶園です。優しく繊細な香りは素晴らしく、渋みの少ない穏やかな味も秀逸です。

他のシーズンの紅茶と比較して、まだ青さの残る仕上げをするファーストフラッシュは、お湯の温度をコントロールすることで甘さが際立ちます。


【おいしい淹れ方の目安】
■ 5gの茶葉を量り、ティーポットにいれます。
カサのある茶葉で目分量ではわかりにくいので、初めて淹れる際は正確に量ってみることをおすすめします。

ダージリンファーストフラッシュ2014

上の写真のように大さじですくい切れないくらいの山盛りにして5gに満たない程度です。

■ 沸騰したお湯をヤカンからポットなどに移し、湯の温度を少し下げます。
■ ティーポットにこのお湯を約300cc注ぎます。
■ 3分〜4分蒸らします。
■ 茶漉しをつかって、別のポットに移し替えます。
(通常の紅茶と同様、完全に沸騰したお湯で淹れたものと飲み比べて、渋みの加減がお好みの淹れ方を選択してください)

※ジップ付きアルミ袋入りと缶入り(オフホワイトorマットブラック)からお選びいただけます。缶入りはプラス300円です。

■ダージリン 2014ファーストフラッシュ グームティー茶園
 ジップ付アルミ袋入 50g ¥1,500
 オリジナル缶(オフホワイトorマットブラック)入 50g ¥1,800

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水出しが楽しみになるボトルとお茶のセットです。


青森も初夏の陽気で、カフェのオーダーもアイスメニューが増えてきました。
昨年発売になってあっという間にヒット商品になった水出し用ボトル「フィルターインボトル」
注ぎ口の手前に茶こしがついているので、ボトルに茶葉と水をいれて一晩置くだけ。そのままグラスにそそげます。
今年は静岡産のすっきりとした苦みがおいしい深蒸し煎茶(缶入り)とフィルターインボトルをセットにして¥3,000(税抜)。ボトルの色はオリーブグリーン(写真)、オフホワイト、ワインレッドの3種類。贈り物にも最適です!



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2014梨山春茶、届きましたよ。



闇雲に高価なお茶をお勧めすることはありません。
有名なお茶だから美味しいなんて言うつもりも全然ありません。
それにしてもこの梨山という名をもつお茶は、一度は口にしていただきたいお茶なのです。
「梨山に並ぶものなし」とは、誰が言った言葉なのか知りませんが、確かにこのお茶を言い当てているなぁと思います。
同じ品種、同じような標高、同じ季節のお茶なのに、梨山はなにか特別な魅力を持っているのは確か。
高山茶特有の透明感と清らかさに、ふわりと優しいあまさ、そしてスッと一瞬通り過ぎる柑橘香。このお茶と比較できるものはやはりちょっと見当たらないなぁと思う瞬間です。

とても良い梨山茶が数日前に届きました。
少し贅沢なお茶には間違いありませんが、カップ一杯数十円の贅沢です。
時々はいいと思いますがどうでしょう?
良いお茶を淹れる時間を含めての値段だと思うと妥当かな、むしろ安いかな、と思っています(お茶屋の僕がこんな言い方をするのは、ちょっといやらしい感じになっていやしないかと心配ではありますが)。

■ 台湾 梨山高山茶 20g ¥1,500
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