感性が見る景色。



伝統とモダンの融合というのが、短絡的にiphoneケースをつくることなら、別に融合する必要なんてないんじゃないかと思ってしまう捻くれた僕です。
伝統は媚びずに凛とそこにあって、その美しさにもう一度僕らが気づくような日本であればなぁと思います。
 
桜の樹皮を用いつくられる日本の木工工芸品「樺細工」。7cmたらずのこの茶さじの中に在る景色は、天然樹皮の模様によって一個ずつ表情が違います。
これは空のよう、これは夜みたいだ、と、各々の想像力に依存して、各々の価値観に訴えかける個体差。
工芸というのは、単に機械で大量生産されないというものではなく(ましてや趣味レベルの手作り品でも決してなく)、それでなければ表現できない美しさを内包しているべきもの。そう思っています。

ワークショップ「チャイづくり」。


 
いろいろなスパイスを加え、ミルクたっぷりでつくる紅茶「マサラ・チャイ」。
身体がぽかぽか暖まるオリジナル・チャイづくりのワークショップです。

日時 12月20日(日)19:00〜20:30
場所 コノハト茶葉店
参加費 ¥2,000 (材料費込・お菓子・お土産付き)
 
お申し込み・お問い合わせは
コノハト茶葉店 電話 017-762-7585 / mailまで。

※定員に達しましたので締め切りました。

多くを感じるということ。



初めての方は「うすい」と思うかもしれません。もしくはパキッとした味の輪郭が見えないことを「ぼんやりしている」と言い表すでしょうか。
化学調味料や濃い味付けになれた味覚には、舌を通じて強くはっきりと認識できる「味」を優先する癖がつきます。
 
この茶の風味を表現するのに、はっきりと「甘い」、「苦い」などという言い方はとても困難です。
もちろん茶の味を表す「〜のような」という言葉はいくつもありますが、限定的な説明は感受性を萎えさせます(それは音楽を聴くときと同じです)。
 
喉の渇きを潤すためだけではなく、感覚を研ぎ澄まして至福を得る茶。
たかが一杯の茶にそれを求めるか求めないかは、まったくもって個人的な趣味の問題なのですが、僕はお茶屋なので、そういう楽しみ方のできる人や茶がたくさん増えたらいいなぁ、と思っています。
 

カップの中に感じる歴史。



台湾紅茶には日本人が深く関わっています。
 
美しい湖「日月譚」を見下ろす場所に、80年近く昔に建てられた茶業改良場。
様々な調査の上でこの地が紅茶の一大産地になると確信し、それからの全生涯を捧げた日本の農業技師、
新井耕吉郎の記念碑が静かに佇みます。
後に彼は「台湾紅茶の父」と呼ばれるようになりました。


 
ここでつくられる紅茶は他のどの国の茶に比べても香りが濃厚で、トロリとした甘みを持ちます。
その中でも非常に稀少な有機栽培茶におなじくオーガニック農法でつくられたローズをくわえたのが「薔薇紅茶」。
ふわりと香る天然ローズが華やかで上品な風味を彩ります。




 
終戦後、台湾は国民政府に接収され、この施設も日本のものでなくなります。
新井耕吉郎は自ら望み、技師としてこの地に留まることを決めますが、間も無く病に倒れ42年の生涯を終えました。


 

贈り物。



贈り物の季節です。茶を贈るというのは、とても風情があるし、日々の楽しみと静かな時間を贈るのに等しいと思っています。
最高品質の日本茶をギフトセットにしました。
茶の説明と淹れ方のカードも封入しています。




■ 高級日本茶ギフトセット ¥5,556(税別)
 

甘酸っぱい限定缶。



真っ赤な缶の 2015-16 冬季限定ストロベリーティー。
コノハト茶葉店では既に完売いたしましたが、以下の店舗でもお求めいただけます。
(限定品のため、事前に各店舗さまへお問い合わせください。)

■ 青森県八戸市石堂 雑貨店 ecru 

■ 北海道函館市石川町 函館蔦屋書店 

■ 青森県青森市柳川 A-Factory 

■ 青森県上北郡野辺地町 BLOOM 

■ 青森県むつ市金曲 コレクトメガネ 

■ 青森県八戸市類家 フードクリニック なぎさカフェ 

■ 青森県三沢市中央町 スカイプラザ ミサワ 

■ 青森県弘前市藤代 Hachicafe 

■ 岩手県盛岡市開運橋通 hina 

(敬称略・順不同)

おしゃべり茶会。



11月のお茶会お知らせ。
知識も準備も作法もなんにも必要ありません。台湾や中国のお茶を飲むのは初めてという方も大歓迎。
ただ、ここにきて美味しいお茶を飲んで、阿部さんのお話を聞いて、おしゃべりをして。そんな夜です。

コノハト一日茶藝部 番外編
tea wave ×コノハト茶葉店 お気楽お茶会 

■日時 2015年11月22日(日)19時〜20時30分
■場所 コノハト茶葉店
■参加費 ¥2,000
■お茶淹れ人 阿部 理佳子

・中国政府認定茶藝師・評茶員
・中国茶インストラクター
(最近は自他共に「おしゃべり茶藝師」でとおってます)

お申し込み・お問い合わせはコノハト茶葉店
0177627585 メール info@connacht.jp
まで。
お一人でも遠慮せずにご参加くださいねー。

11月18日(水)は臨時休業です。



誠に勝手ながら、11月18日(水)は臨時休業とさせていただきます。
11月の休業日は上記以外はございません。

ティー・コゼー。



お茶の道具の中でも、気分のあがり具合では随一といっていいのが「ティー・コゼー」。
ポットにすっぽり被せて、中のお茶を冷まさないようにするものです。


studio m製ティーコゼーはリネンとウールにカシミア混合のしっかりとあったかい作り。
ポットのサイズに合わせてお求めください。 

幅 240mm 高さ 160mm ¥1,900(税別)

■ STUDIO M' ティー・コゼー

津軽海峡フェリー X'mas マーケット。



道南と青森の人気店が集合するクリスマスイベント。
函館と青森を結ぶ津軽海峡フェリー函館ターミナルで開催されます。

食あり、雑貨あり、ワークショップありと、盛りだくさんの内容。
ターミナル4Fは「あおもりセレクト」と銘打って、青森の人気店をぎゅっと詰め込みます。
5日(土)のナイトマーケット(4Fのみ)は夕方5時〜夜10時まで、6日(日)は午前10時〜夕方4時まで。

JR函館駅とフェリーターミナル間は、シャトルバスが運行(約20分310円)。
駐車場も2時間まで無料です。
その他 出店情報は以下のページに随時アップいたします!


津軽海峡フェリー X'mas マーケット