2018.01.29 Monday
2018.01.29 Monday
心的ストレスに効果あり。
「桂花(けいか)」とはキンモクセイの花のこと。
絶世の美女・楊貴妃がその香りを好んだといわれ、漢方薬としても古くから用いられている花です。
数年前カネボウ化粧品の製品開発研究所と大阪大学の研究室が、この桂花の香りに穏やかなダイエット効果と心的ストレス軽減効果があると発表しました。
肥満の原因となる摂取と消費のアンバランスはオレキシンという物質の増加により引き起こされるのですが、桂花の香りにはこのオレキシンの発現量を抑制する働きがあるのだとか。さらに、リラックス効果を知るCNV測定でも有効な数値が確認されたそうです。
ご注意いただきたいのは、効果があるのはあくまで天然の桂花の香りだということ。
桂花烏龍茶の中には人工香料を使用したものもたくさんあります。芳香剤のような強い香りがするのですぐにそれとわかると思います。
最高品質の台湾有機茶に桂花の香りを遷した桂花烏龍茶です。たぶん、これ以上の品質の桂花烏龍茶は日本中、台湾中、世界中探しても見つけられないんじゃないかな?と思っています。
■ 桂花烏龍茶(有機栽培)20g ¥1,103(税別)
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2018.01.28 Sunday
シンプルに彩る難しさ。
「包種茶」といわれてもピンとこない方のほうが多いと思います。
緑茶ではなく、もちろん紅茶でもなく、分類としてはその製法から「烏龍茶」なのですが、そことひと括りにしてしまうのは少しためらわれる茶です。極めて緑茶に近いのだけれど、ハッキリとそうではない茶。もともとは花の香りを移して作られていた(例えばジャスミン茶のような)茶だったものが、着香なしで花香をたたせるように改良されながら今日に至ります。日本茶や紅茶に比べて淡白に感じるのは、舌で感じるような「苦い」「渋い」「甘い」などの明確な表現ではなく、口の中から喉や鼻に抜ける香気のようなものを楽しむ茶だからかもしれません。
半発酵茶は茶の中でも特に手間のかかる茶です。シンプルなものをシンプルに見せるためには、実に素材や職人の腕がものを言います。包種茶といえば台湾の文山で作られるものが有名です。文山の茶園の標高が500〜600m付近なのに対し、この茶は台湾中部の1,000mを超える高所で作られました。名前に高山とついているのはその意味です。
高山茶特有の清らかさと旨み。ゆっくりとした時間にゆったりと味わっていただきたいお茶です。
■ 高山包種茶(有機栽培)20g ¥1,130(税別)
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2018.01.21 Sunday
冬のかけら。
近年、台湾茶の生育地の標高が話題に上るようになりました。
これは日本の茶やインドやスリランカの紅茶、その他のいくつかの農産物にも当てはまるのですが、空気の清らかさや朝夕の寒暖差、日照時間、霧の有無などが、茶の風味に関与することが知られるようになったからです。
おおよそ1,000mを超える産地で作られた茶は「高山茶」と呼ばれます。すっきりと雑味がなく、あまみがあり、香りにもときに柑橘系が混ざるような奥行きを感じられる深みがあります。
この茶は1,700mの高所で作られました。 標高が1,000m上がる毎に気温は平地に比べ約6.5℃下がるといわれているので、平地に比べれば10℃以上の差がある茶畑です。翌春に備えた冬の休眠も早いのですが、2017年の台中は比較的温度が高い日が多かったため山岳地の畑でも冬至の頃に最後の茶を摘むことができました。
これを「冬片」と呼び、台湾茶の愛好家なら一度は飲んでみたいと探す茶のひとつです。簡単にいうと、その年の茶摘みが済んだ後にわずかに芽生える小さな芽葉を、茶農家が自分たちのために摘むようなイメージの茶です。
一芯二葉(一つの新芽と二枚の葉)〜三葉を丁寧に手摘みした茶は、気温の低い時期の茶らしく小さめですがしっかりとした厚みがあります。
貴妃烏龍茶の「貴妃」は、ウンカという羽虫が関与することで蜜のように甘い香りを発する茶に冠される名。季節が違うとウンカの種類も変わりますが、台湾の東方美人や夏のダージリンがこの製法で有名な茶です。
2016年も15年も作ることが叶わなかった茶で、2018年もやはり天候やウンカ次第。様々が偶然が重なり生まれた2017年の希少茶。EU、米国、日本、カナダなどの国際有機基準をクリアした完璧なオーガニックティーです。
■ 高山貴妃冬片(有機栽培茶)20g ¥3,040(税別)
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2018.01.15 Monday
あたたかい贈り物。
2018.01.12 Friday
女子の鉄板ハーブティー。
1964年の東京オリンピック。ワールドレコードで2連覇を果たしたマラソンの王者アベベ選手が飲んでいたのも、同じくこの大会で活躍したドイツ選手団が水分補給に持ち込んでいたのも、真っ赤な色が印象的なハイビスカスティーです。
このお茶は爽やかな酸味が一番の特徴。この酸味のもとであるクエン酸などの植物酸と、豊富なミネラル類が代謝を高め肉体疲労を回復させます。スポーツドリンクの概念がようやく生まれ始めたこの時代に白羽の矢が立ったのが「ハイビスカス」だったのです。
そして、このハイビスカスとブレンドするのに一番メジャーなハーブが「ローズヒップ」。超豊富なビタミンCやE、フラボノイド、ペクチンなどを含み “ビタミンの爆弾”ともいわれ、風邪や貧血予防、眼精疲労の緩和など多くの効能が認められています。
すべて有機ハーブを使用したハーブティーバッグ「HERBS in NOTE」シリーズ、02番「BEAUTIFY」はこのハイビスカスとローズヒップ・ブレンド。コラーゲンの生成に関与してシミやしわの予防効果を発揮するなど、美容系ハーブティーの鉄板として特に女性に人気です。
2018.01.05 Friday